トミー ヒルフィガーチームは、エレン・マッカーサー財団の「ジーンズ・リデザイン」の仲間であるキパスのオマー・アクソイ氏と、彼が率いる革新的な繊維メーカーに協力を仰ぎました。彼らは、ジーンズの製造方法における廃棄や汚染、そして有害な手法などを改革するためのガイドラインを定めています。
キパスが目指すのは、ファッション業界の未来を見据えた生地を作ることです。「新しい生地を開発する際に、我々が何より重要視するのはサステナビリティです。」とオマー氏は言います。「我々は新しい糸や繊維だけでなく、同じヴィジョンや希望を共有するトミーのようなパートナーや顧客を常に探しているのです。」
それはなぜか?
オマー氏の答えはこうです。「『私たちは地球を先祖から受け継いでいるわけではない。子どもたちから前借りしているのだ。』という有名な言葉によって私たちは気づかされました。私たちは生活のあらゆる面で自分たちが奪う以上のものを与えなければならないのです。リサイクル製品はバタフライ・エフェクト(ほんのわずかな変化が後に大きな変化をもたらす)を生み出します。使用される原材料が減れば、水とエネルギーの消費量も減ります。それはつまり、世界がより早く回復できることを意味します。」