CUSTOM
TAILORING

Feat.ベイカー茉秋

リオ五輪柔道男子金メダリスト・ベイカー茉秋氏が
カスタムオーダースーツを体験

リオ五輪の柔道90kg級金メダリスト、ベイカー茉秋さん。昨年の大活躍以来、各地での公演や表彰式、メディア出演などの機会が急増している。そんな公の場で彼が着ているのが、トミー ヒルフィガーだ。通常は柔道着とトレーニングウェアで過ごす時間がほとんどで、「これまでは、それほどファッションには興味がありませんでした」という茉秋さん。
この4月から社会人になり、毎日スーツを着ていくということで、カスタムオーダーと呼ばれるパターンオーダーに挑戦した。

STEP1 サイズサンプルをつかって採寸する

柔道家ならではの体型もその良さを生かしながらスタイリッシュに見せられるのがカスタムオーダーの良さだ。

トミー ヒルフィガーのカスタムオーダーは、細身のシルエットが特徴で、選べる生地は、400種類。ボタンや裏地なども好みのものを選んでカスタマイズできる。
採寸は、サイズサンプルを着た茉秋さんの細部のサイズを調整していくことからはじまった。まず、フィッターから「何時ごろ食事をされましたか」という質問。それによってウエストサイズが変わってくるからだ。

次に、「以前にトミー ヒルフィガーのタキシードをつくられたときから、体形は変わりましたか?」と訊かれたが、茉秋さん自身、体形はそれほど変わった認識はないとのこと。
日々、コンスタントにトレーニングや練習をおこなっているだけあって、大きく体形が変わることはないようだ。とはいえ、フィッターは肩、胸、ウエスト、脚、と丁寧に採寸していく。アスリートの筋肉のつき方には、おこなう競技によってそれぞれの特徴があるが、柔道家ならではの体型もその良さを生かしながらスタイリッシュに見せられるのがカスタムオーダーの良さだ。
ジャケットは、肩や胸のサイズに対して胴周りが大きく、座った姿勢ではボタンがきつくなるため、ウエストを少し広げることにした。

また、左腕が右腕より1cm長いという茉秋さんの特徴にあわせて袖丈も調整。そして、次はパンツの採寸。腿とヒップのサイズに対して、ふくらはぎがやや細めであることが判明。
パンツはひとつ上のサイズサンプルをベースに、ひざ下部分だけを細くすることが提案された。「さらにもうひとつ上のサイズも試してみてもいいですか?」と茉秋さん。これまでは、トレーニングで体が大きくなるのを見越してひとまわり大きめのサイズでスーツをつくることに慣れているため、体のサイズにフィットしたスーツに少し戸惑いがあるようだ。しばらく迷ってはいたが、最終的に提案されたサイズに十分納得できたようだ。

STEP2 生地を選ぶ

第一印象を決める大切な生地選び。茉秋さんは「自分は暑がりなので、涼しく着られたら」と、通気性のよい生地を希望。

スーツの第一印象を決める大切な生地選び。ネイビーやブラックと一口に言ってもニュアンスの違いで様々なバリエーションがある。ピンストライプやシャドーストライプもその色や幅の違いをチョイスできる。その堅苦しいイメージからスーツを敬遠しがちな人でも、これなら自分好みの“スーツ選び”ならぬ“スーツづくり”が楽しめるに違いない。茉秋さんは「自分は暑がりなので、涼しく着られたら」と、通気性のよい生地を希望。
テーブルの上にひろげられた様々な色と柄の中から選んだのは、きっちりとしたシチュエーションにも対応できるネイビーの生地。ネイビーの中でも明るめの色で光沢があり、やわらかい印象をつくってくれる薄いブルー系のストライプのものだ。この生地なら、暑くなるこれからのシーズンにも着られるだろう。茉秋さんは迷うことなく「これにします」と決めた。完成したスーツを着ている自分の姿が想像できたようだ。

COLUMN

選べる生地は400種類

カスタムオーダーでなんといっても重要なのは生地選びで、スーツの骨格を決めてしまうといっても過言ではない。だからこそ豊富な種類から選びたい。トミー ヒルフィガーのカスタムオーダーでは、400種類もの生地から選ぶことができる。無地、ストライプ、ウインドウペーンなどの柄、ブラック、ネイビー、グレーなどの色だけでなく、厚みや風合いによって、実際に完成したときの印象は変わってくる。着用するシーズンや、シチュエーション、用途もあわせて相談してみよう。

STEP3 ディテールを選ぶ

トミー ヒルフィガーのカスタムテーラリングではボタンから、ステッチ、カラークロス、裏地まで自由に選ぶことができる。

カスタムオーダーはディテールの集合体だ。細かいところまで、男の“語れる”こだわりを表現できる。トミー ヒルフィガーのカスタムテーラリングではボタンから、ステッチ、カラークロス、裏地まで自由に選ぶことができる。
ディテールはつい遊びすぎてしまう心配があるが、そこはフィッターがうまくバランスをとってくれるので安心だ。茉秋さんの場合も、生地が醸し出す落ち着いた印象を大切にしながらもほどよい遊び心を加えることができた。

DETAIL OF SUIT

ステッチ

「本切羽」仕様を選んだ袖口には、ボタンホールのステッチは、落ち着いたシルバーグレーの糸を基本に、第1ボタンホールだけを赤糸にするという変化球。ボタンの付け糸も同様に第1ボタンだけを赤にし、他はネイビーに。ボタンの付け糸もホールのステッチの糸も、ともに18色のなかから自由に選び組み合わせることが可能だ。

カラークロス

着用時には、ひと目につきにくい襟裏のカラークロス。そこであえてアクセントカラーの色を取り入れて、隠れたオシャレを楽しんでいる人も少なくない。選べる生地の種類は8色。当然、茉秋さんのようにスーツ生地と同系色を選ぶことも可能だ。

ボタン

ボタンは、小さなパーツだが体の正面にあるがゆえに、スーツ全体の表情を左右する大事な要素だ。今回は軽やかな印象の生地に合わせて、落ち着いた色ながらもライトカラーで厚さも薄めのボタンをチョイス。

裏地

裏地は4つのパートに分かれていて、そのすべてに異なる生地を選ぶことも可能。茉秋さんは、脇下にはダーク系、脇上にはホワイト系の生地を選び、さわやかな印象の切り替えしにしてみた。

STEP4 完成

茉秋さんの第一声は、「軽くて着心地がいい!」。過去の経験から、「身体の大きい自分にはスーツは似合わないものだと思っていた。僕もこれからはどんどんスーツを着ていきたいです!」

後日完成したスーツに初めて袖を通した茉秋さんの第一声は、「軽くて着心地がいい!」。
過去の経験から、「身体の大きい自分にはスーツは似合わないものだと思っていた」という。しかし柔道全日本・井上康生監督などのスーツの着こなしを見て、柔道家でもかっこよくスーツを着こなせることを知る。最近ではトミー ヒルフィガーのスーツを着ていくと、周囲から「そのスーツ、かっこいいね」と褒められることも多いというが、さらにワンランク上のカスタムオーダーのスーツを着た茉秋さんの気持ちはどんなだろう。
「早くも仕事ができるエリートになった気分です。大人の男性はスーツをかっこよく着こなしている印象があります。僕もこれからはどんどんスーツを着ていきたいです!」

PROFILE

べいかーましゅう/1994年生まれ。柔道家。昨年のリオデジャネイロ五輪では、90kg級で金メダルを獲得し、紫綬褒章を授与される。2016年の国際柔道連盟90kg級世界ランキング1位。今年、東海大学を卒業し、4月から社会人になる。